夕食。「喜楽」でもやしワンタン麺。
ところで、散々ラーメンを食べておいてなんですが、今までの自分のラーメンの食べ方は間違っておりました。
麺を食べる時はいったん丼の上に引き上げて、数秒保持。 汁気が落ちて、いくぶん冷めかかったところをすすり込む、という食べ方をしていた。 なんでかというと、子供のころは猫舌気味で、そうしないと食べられなかったからなんだけど。
麺を高く引き上げて冷まさずに、丼に顔を近づけて、スープの中から一気に麺をすすり込むように食べてみると、明らかに味が違う。 熱さも違うが、なによりスープと麺の絡み具合が違う。 汁気の抜けた麺を食べ、それからレンゲでスープを飲むのとは大違い。 一気にすすった方が全然うまい。 しかも丼をわしづかみにして顔を近づけてすすり込んでいると、だんだん狂おしいような、狂暴な気分になってくる。むうう。
子供のころに習得した食べ方を疑問もなしに続けていたために、どれだけ損をしていたのだろうか。 ……ことはラーメンの食べ方に限らないような気もしてきて、なんだか恐ろしい。