酒日記

2002 10 06

Sun, 06 Oct 2002

一番絞り 樽生 (5.5% × 1000 ml)

連れ合いが買ってくる月刊の少女(?)漫画雑誌「コーラス」 を読んでいまして。

その中の、聖千秋「VIP & Celeb」という作品。あらすじをちょっと引くと、

(前略)峻哉は星欧学園のVIPグループ「WOOZY」の一員。「WOOZY」は、家柄、成績、容姿すべてが衆に抜きんでた、校内もちろん他校でも有名なイケメン5人組。

そして、その5人組と話ができるのは、セレブと呼ばれている女の子グループ「アルテミス」だけ。 それが星学の暗黙の掟。もちろん、そのグループはハイソ & モデル系の美少女ぞろいで (以下略)

・・・関係者全員おまえら正気か、といいたくなるような設定だが。

「暗黙の掟」となっているからには、この習慣は数年以上続いているのだろう。 が、そのためには、「WOOZY」とやらのために、「家柄、成績、容姿すべてが衆に抜きんでた」 5人 (4人でも6人でもダメ) を保つために、毎年必ず補充人員を入学させつづけなければならない。 学校当局が。なんでそんなことを学校が面倒を見なくちゃいけないのだ。

しかも家柄、容姿はともかく、成績で TOP5 が不動、というのは考えにくい。 5位と6位が入れ替わることすらない (だって「掟」だから) ためには、もとからよほどの学力差がなければならず。 たとえば偏差値で言うと、"70"の5人と、"50"以下のその他大勢、という構成だろうか。

ということは、"VIP"の5人は、「"VIP"になるために」その高校に入ってきた (スカウトされた?) としか思えない。だってわざわざ、まわりから浮くような環境に入らないでしょ普通。

...

更に、欄外の人物紹介。「矢野 暁」「都内でも指折りのスポーツマン」って。 なぜダレもこのマヌケ極まる紹介文にツッコミを入れぬ! > 担当編集者

「都内でも指折りの」「ピッチャー」とか、「ゴールキーパー」とかならまだ分かる。 が、「スポーツマン」。範囲広すぎ。都内の高校生で筋肉番付の特番でもやったのか? 「都内でも指折りの文系」「都内でも指折りの理系」 ・・・ってぐらい訳のわからない紹介文だぞこれは。

・・・ふう。まったくバカかと。もうちっとリアリティーのある設定をせーよ。


神亀 ひやおろし (15.5% × 180 ml)

帰宅後、昨日買った薄刃庖丁で大根の桂剥きを練習。

桂剥き
けん

いまいち厚さが均一にならず。部分的に1mm以上の厚さになってしまう。

ただ、なんとなく掴んだコツとしては。庖丁の進む方向に、まっすぐ押していっても切れにくい。 斜めにずらすように刃を進めていくと、するすると入っていく。 考えてみれば庖丁は「引く」のだから、斜めに引いた方が切れるのは当たり前。 刺身を引くときなどは意識してたのだが、それは桂剥きでも同じことだったと。

桂剥きした大根を重ねて、細く切って「けん」に。これは薄刃より柳刃のほうが細く切れるような。

一応これぐらい細く切れていると、口に入れた時にごわごわせず、しゃきっとした口当たりで旨い。 ヘタな居酒屋の刺身のけんなんかは (機械で切っているのだろうけど) 繊維がぼそぼそで、口当たりが悪くて旨くも何ともないのよね。

...

もうちょっと練習しようか。「鯛ふじ」の親方は、『一本の大根から3m以上の大根の帯をむけるようになったら、庖丁はどんなにでも使いこなせるようになる。これが出けなあきまへん』 と言っていたしね。(だから「美味しんぼ」の読みすぎだって)


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