連れ合いが買ってくる月刊の少女(?)漫画雑誌「コーラス」 を読んでいまして。
その中の、聖千秋「VIP & Celeb」という作品。あらすじをちょっと引くと、
(前略)峻哉は星欧学園のVIPグループ「WOOZY」の一員。「WOOZY」は、家柄、成績、容姿すべてが衆に抜きんでた、校内もちろん他校でも有名なイケメン5人組。
そして、その5人組と話ができるのは、セレブと呼ばれている女の子グループ「アルテミス」だけ。 それが星学の暗黙の掟。もちろん、そのグループはハイソ & モデル系の美少女ぞろいで (以下略)
・・・関係者全員おまえら正気か、といいたくなるような設定だが。
「暗黙の掟」となっているからには、この習慣は数年以上続いているのだろう。 が、そのためには、「WOOZY」とやらのために、「家柄、成績、容姿すべてが衆に抜きんでた」 5人 (4人でも6人でもダメ) を保つために、毎年必ず補充人員を入学させつづけなければならない。 学校当局が。なんでそんなことを学校が面倒を見なくちゃいけないのだ。
しかも家柄、容姿はともかく、成績で TOP5 が不動、というのは考えにくい。 5位と6位が入れ替わることすらない (だって「掟」だから) ためには、もとからよほどの学力差がなければならず。 たとえば偏差値で言うと、"70"の5人と、"50"以下のその他大勢、という構成だろうか。
ということは、"VIP"の5人は、「"VIP"になるために」その高校に入ってきた (スカウトされた?) としか思えない。だってわざわざ、まわりから浮くような環境に入らないでしょ普通。
...
更に、欄外の人物紹介。「矢野 暁」「都内でも指折りのスポーツマン」って。 なぜダレもこのマヌケ極まる紹介文にツッコミを入れぬ! > 担当編集者
「都内でも指折りの」「ピッチャー」とか、「ゴールキーパー」とかならまだ分かる。 が、「スポーツマン」。範囲広すぎ。都内の高校生で筋肉番付の特番でもやったのか? 「都内でも指折りの文系」「都内でも指折りの理系」 ・・・ってぐらい訳のわからない紹介文だぞこれは。
・・・ふう。まったくバカかと。もうちっとリアリティーのある設定をせーよ。