酒日記

2002 09 22

Sun, 22 Sep 2002

男山 特別純米酒 (16% × 400 ml)


サッポロクラシック (5% × 1000 ml)

北海道旅行2日目。

  • 網走駅 → 能取岬 → サンゴ草群落 → オホーツク流氷館 → 博物館網走監獄 → 網走バスターミナル (定期観光バス サンゴ草コース)
  • 網走 → 上川 (JR)
  • 上川 → 層雲峡 (バス)
  • 層雲峡泊

朝 6:15 に網走着。とりあえず待合室で時間を潰して、コンビニで買った朝食。


ローソンの親子丼と支笏の秘水。

網走バスの定期観光、サンゴ草コースに乗車。乗客が自分らだけだったらどうしよう・・・ と少々心配だったが、11名ほど乗車した模様。バスガイドさんが喋る喋る。マシンガントーク。 時折混じる北海道弁がいいですなあ。




何にもなくてだだっ広い能取岬を経由して、網走に来た最大の目的、サンゴ草群落地へ。 あまり天候がよくなく、太陽が時折雲の切れ間からのぞくぐらい。 晴れていれば、サンゴ草の赤と空の青さが素晴らしいんだろうけど。 ちと残念。


オホーツク流氷館へ。ここは-18℃で流氷を保存しているという。そこではバナナで釘が打てます。



続いて「博物館 網走監獄」へ。ここのガイドのおばちゃんが、これまたよく喋る。 マシンガンじゃなくてガトリング砲トーク。重量級だがすさまじい連射速度。



独房

風呂

なんでも「監獄」だ

ここは実際に使われていた監獄を移築したり、再現したりして展示がしてあるのだが。 建物の中にある人形がちょっとリアル過ぎて、恐い。特にタコ部屋。 木造のほったて小屋に、丸太を枕にして数十人が寝せられている光景を再現。 その人形が怪我してたり、髪の毛抜けてたり。そこまでやるか。

資料館では刑務所の食事が紹介してあって、ガイドのおばちゃん曰く、 「ここでは今でも 米:麦 = 8:2 の麦飯なんです」と。すいません。うちのご飯も 8:2 の麦飯です・・・
# でも押麦って結構高いのよ。安い米よりも高い。


3時間半の観光バスツアー終了。引きずり回されて疲れたが、普通のパックツアーなんかに参加したら朝から夜までこの調子なのか。 自分ではそういうツアーには絶対行かないので分からないけど。ますますそんなツアーには行かん、という思いを強くしてみたり。

...

昼飯時なので、網走の街中をぶらぶら歩いて店を探す。 しかし、めちゃくちゃ人通りがない。一応祝日の真っ昼間なのだが、15分ほど歩いてすれ違ったのが高校生の数名組、だけ。 あ、人だ。と思って見ると、さっき定期観光バスで一緒だった人だったりする。 さびれまくりだわ・・・

「鮨勝」という店に入る。こじんまりとしたお鮨屋さん。「寿司 鍋物 丼物 天ぷら 鮨勝」と割り箸袋には書いてありました。 連れ合いはランチの天丼 (梅) ¥600、自分は海鮮丼¥2,000 とカニの鉄砲汁¥1,000 を注文。
# 自分が¥3,000 で連れ合いが¥600 だと、いじめてるみたいだな。すまん。


海鮮丼。ホタテがうまい。甘みが濃くて、とろりとして。鉄砲汁は直径4cm、長さ5cmほどのタラバ足の関節部分が4つ、ごろりと入っている。 こんな太いカニの足は食ったことがないぞ。詰まっている身はジューシーで濃密。ああ幸せ。




網走 13:30 の特急で上川へ。車窓から写真。連れ合いは例によって寝ております。
# この旅行を通して、連れ合いは15分以上何かに乗った場合は、確実に寝ていた。

上川からバスで層雲峡まで。30分。層雲峡に着いてさっそく本日の宿、 層雲閣グランドホテルへ。 が、チェックインしようとすると、なぜかロビーの喫茶店に案内され、「予約課長」なる人物が登場。 嫌な雰囲気が・・・と思っていると案の定。「予約の手違いで部屋が用意できない」だと!? ついては「層雲峡国際ホテル」に部屋を確保したのでそちらにご宿泊いただきたい、だとぉ!? ぶち殺すぞコラ。

これが計画的なのか、本当に手違いなのか真相は藪の中だが。 団体客 (のなかの数名) を追い出すよりはフリーの二人客を追い出す方が楽だろうし、とばっちりを食らったのかもしれんが。ふざけるなこの野郎。

封筒に入った一万円を渡される。こんなもので誤魔化されると思うなよボケ。

...

ということで、移動。通された部屋は、和室8畳、ベッドルーム10畳、テレビは29型という、無意味に豪華な部屋。

・・・これは数日後、北海道新聞を読んで判明することなのだが。振り返られたこの国際ホテル、経営団体(本間興行グループ)が経営破綻していて、民事再生法を申請中だったのである。 それが明らかになった6月下旬以降、客足が激減しているとのこと。だから部屋があいてたのね。

食事。フロントで「バイキング」という単語を耳にしたときから、いやあな予感はしていたのだが。 冷凍タコ焼き。人をバカにするのもいいかげんにしろ。ローストビーフ。味をつけた厚紙かこれは。 イカ刺し。ここが北海道であることを忘れさせてくれるイカ刺し。

サービスなのかなんなのか、カニ (食う気もしない) と小鍋のすき焼き (いちおう食った) がついてはいたが。 層雲閣グランドホテルのメニューとは比べるべくもない。 ちょっとだけ口をつけて、訳のわからんロシアンショー (ボリショイバレエ団???) が始まる前に、逃げ出すように退出。ああもう。


この世のものとは思えない。


満たされぬ空腹を癒すべく、外に出てみる。が、飲食店はそもそも数軒しかないうえに、夜はラーメン屋しか開いていない。 結局、酒屋でビールと日本酒、鮭トバ、干し貝柱などを買って帰る。部屋で飲む。あーあ。


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