仕事のからみで、XML と RDB を適当に (適切に) 組み合わせて扱う必要に迫られたので、実験など。
XML を Perl のモジュールっぽく扱うには、XML::DOM のラッパーとして実装されている XML::EasyOBJ を使って、XML::EasyOBJ のオブジェクトを Template-Toolkit に放り込んでみるといい感じ。
たとえば、扱う XML が
<thread>
<article>
<no>1</no>
<title>そうですね</title>
<message>どうしたものでしょうかね</message>
<author>ふじわら</author>
</article>
<article>
<no>2</no>
<title>Re: そうですね</title>
<message>まあ、ぼちぼち。</message>
<author>ふじさん</author>
</article>
</thread>
のような構造だった場合 (掲示板を XML で表現したような場合ね)。 この XML から XML::EasyOBJ のオブジェクトを生成して Template に突っ込めば、
<dl>
[% FOREACH article = thread.article %]
<dt>[% article.no.getString %] : [% article.title.getString %]</dt>
<dd>[% article.message.getString %]<br>
by [% article.author.getString %]
</dd>
[% END %]
</dl>
てなテンプレートを書くことで、
- 1 : そうですね
- どうしたものでしょうかね
by ふじわら- 2 : Re: そうですね
- まあ、ぼちぼち。
by ふじさん
というふうに展開できる。
今まで好んで使っていた HTML::Template と比較すると、「オブジェクトを突っ込めばいい」 (そうすれば良きに計らってくれる) という点が魅力的。かつ危険な香り。
HTML::Template は (多分かなり意識的に) テンプレート側に機能を持たさないように実装されているのだが、その気持ちはよく分かる。
テンプレートでいろいろできちゃうと便利なのだが、しかし、無節操にやってしまうとメンテ不能に陥るからねえ。
# かつて PHP でそれをやってしまって、今も面倒を見るのに苦労していることもあり。