酒日記

2002 06 22

Sat, 22 Jun 2002

一番絞り 樽生 (5.5% × 1500 ml)

昨夜はわりと早く寝た、というのに午後まで爆睡。

夕方から上野アメ横へ。

料理をするようになってからアメ横にくると、これは楽しい。 こんなに楽しいところだとは知らなかった(笑)

アメ横センタービルの地下食品売り場へ。 以前から ZakoMarche で、ここでスッポンを売っていることは知っていたのだが、行くのははじめて。

スッポン発見。オレンジ色のネットに入って、一見死んでるのか? と思うぐらいな、ぐったり加減で横たわっている。 丸のままだと ¥350/100g、さばいてもらうと ¥400/100g と値段が付いている。

中ぶりな奴をさばいてもらいましょう。600gちょっとだったので、¥2,500で。

スッポンはネットから出されて、シンクで最期の水浴びをさせられ、まな板の上に。 「お、ここはどこだ?」とばかりに首を伸ばしたところをガシッと掴まれて、そのまま首の裏と甲羅の隙間から包丁がざくり。 ここでほぼ絶命。血を抜かれて、あとはもう、鮮やかな手つきでバラバラに。 首を落とされてなお手足がバタバタしているのは、こういうのが苦手な人は見てられないだろうなあ・・・

生血はワインと混ぜて飲ませてもらえるので、恐る恐る飲んでみる・・・・が、血、という感じは全くない。 ワインが甘みのあるものだからかもしれないが、とにかく何にも変な味はせず。むしろ拍子抜け。

...

秋葉原経由で帰宅。さばいてもらったスッポンを調理する。

なにしろ自分の料理の知識は「美味しんぼ」と「料理の鉄人」で成り立っているので、ここは「美味しんぼ」の劇中で道場六三郎がスッポン料理をした回を手本にするしかないでしょう。 てことで、

赤身の刺身
ポン酢で
肝の刺身
肝は血抜きをし、牛乳で洗う。塩、胡椒、おろしニンニク、おろし生姜を加えたごま油で和える
唐揚げ
各部のぶつ切りを塩胡椒して、小麦粉をまぶして揚げる

料理写真

お味のほうは。とにかくクセとか臭みとかいうものが全くない。赤身の刺身はしゃっきりした歯応えがあって、噛み締めるとじんわりと、脂っこい旨味ではなく、すっきりした旨味が。 肝は、世の中のレバーの味のいいところだけを抽出したらこうなるんだろうなあ、という味。 唐揚げは、ぎゅっと味が濃い、みっちり詰まった肉の食感。

何に似ているか、というと、めちゃくちゃうまい地鶏、でしょうか。 決してブロイラーじゃなくて、旨味の濃い地鶏。 特に肝は、以前 今井屋 で食べた比内鶏の白レバーにそっくり。


初孫 いなほ 純米吟醸 (15.5% × 300 ml)


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