披露宴。総勢約100人という結構な大規模。椿山荘でも最近は不況のせいもあって、100人規模は少ないらしい。
まずシャンパンで乾杯。・・・臭い。これをシャンパンと呼んだらシャンパーニュの人は怒りますよ、という味。 嫌な予感がひしひしと。
料理の前に、料理長が本日のメニューを説明してくれるそうな。会場がざわざわしてて良く聞き取れなかったんだけど。 幸いなことに手元にメニューがあるので、引き写しつつ感想を。
- 前菜五種
- フォアグラ(料理長曰)。シツコイ脂のベッタリ感と、缶詰開けたての風味が抜群の逸品。 居酒屋の鮟肝の方が100倍マシです。
- 鱶鰭(フカヒレ)と蟹のスープ
- 味の素のコンソメをふんだんに使った、化学調味料豊かな味わい。 後味の舌の痺れが堪りません。
- 鯛平造り・鮪重造り
- 今まさに解凍したての、シャリシャリ感がわずかに残る歯触り。 養殖鯛の脂くさい風味に陶然とします。
- 加茂茄子
- 味の素のホンダシすら見事にけちった、ダシもクソもない味わい。 たっぷり掛けられた削り鰹が命綱に思えてきます。
- スズキのソテー香草風味 パンチェッタ添え
- ほどよく味の抜けたスズキ。ウスターソースを水で溶いてバルサミコを加えたような味わいのソースが、気の抜けた味を一層ひき立てます。
- シャーベット
- ¥30。
- 特撰牛肉のステーキ 洋山葵のソース
- 例によってソースは化学調味料がたっぷり。サービス精神に溢れています。
- 新鮮野菜のサラダ
- ¥50。
- 二彩の握り寿司
- ¥200。
- メロン
- ...
- 季節の和菓子
- ...
後半はあきれて言葉もないんですけど。
また酒が不味いったらもう。
魚料理に合わせて出てきた白ワイン、臭いし香りがないし。
肉料理に合わせて出てきた赤ワイン、こ、これは以前味わったことがある味・・・
と思ったら先週白木屋で飲んだワインだわ。
しかも温すぎ。「赤ワインは室温」と言っても20℃を遥かに越えてちゃダメでしょうが。
# どっちにしろ、それを言うレベルの味ではなかったのは確かだが。
...
おお、料理長さんよ。どのツラさげて献立紹介だぁ? 料理を生業としてる人間として、こんなもの(しかも高い金払わせて)人に食わせて、よく人前に出られるもんだ。 長生きするよアンタ。
後になって思えば、ビールがサッポロで本当に良かった。 これでビールがスーパードライだったり、ビールと称した発泡酒だったりしたらもう、心の拠り所が無くて大変なことに。 ・・・いやぁ、ビールは旨いねえ。