本日発売の講談社「イブニング」の中の「思い出の味 大陸食堂」(原作:西村ミツル 漫画:吉開寛二)、 これの台詞って、思いっきり「すきやばし二郎 旬を握る」(文春文庫 ISBN4-16-765616-7) のパクリじゃないか。
例えば漫画の台詞で、
東京で手に入る最高の鯵といえば昔から相模湾のものと相場が決まっている。
ほんのりとした甘みと上品な脂ののりが特徴なんだ。「くどさ」が全く無く噛み締めると口いっぱいに旨味が広がっていく そんな凄い魚なんだ。
てのは、「旬を握る」の
東京で手に入る、私が理想とするアジでは小田原(相模湾)が最高です。(略)
小田原のアジは、ホンノリとした甘みと淡い香り、そして、上品な脂ののりが特徴です。 満遍なくまわる脂のせいで身が少し白っぽいから、切りつけただけで相模湾とわかる。そんな凄い魚です。
それでいて、クドサというものがない。噛み締めると口いっぱいに旨味が広がっていく。(略)
ここ。言い回しまで、全パクリ。
昔は冷蔵設備が乏しかったからネタを酢締めにしていた
だからどうしても酸っぱさが勝ってしまう。そこで甘いおぼろが必要だったのさ。
これも、
昔の鮨屋が酢締めにしたのは鮮度が悪かったからですよ。(略)三十分も酢に漬けると、どうしても酸っぱみが勝つ。 それで甘いおぼろを挟んだんです。
元はこれでしょう。ここまで堂々とやるか。バレないと思ってたとしたら世の中ナメすぎ。
今気がついたが、この原作者、「大使閣下の料理人」の原作者でもある。 「大陸食堂」はともかく、「大使閣下の料理人」は結構好きな漫画だったのに・・・ この分だと他にどこからパクッてるか分かったもんじゃない。そういう不信感を持ってしまうと萎えるわな。あーあ。