ここ一週間ほど、中国からのクラッキングが激しいようで。 EVERYDAY PEOPLE を見てると、なかなかぞっとしませんな。 せいぜい気をつけねば。
以前ちょっと面白いと思った、LTSP (Linux Terminal Server Project) をインストールしてみる。クライアントは sheep 、サーバは aqua(Kondara 2000)で。
sheepは NIC が Intel eepro100、VGA が Millenium G200 という構成なので、 LTSP のダウンロードページから、
- lts_core-2.07-0.i386.rpm
- lts_kernel_eepro100-2.2-0.i386.rpm
- lts_xsvga-2.0-1.i386.rpm
を持ってきて、aqua にインストール。が、
# rpm -ivh lts_core-2.07-0.i386.rpm lts_core ################################################## Sorry, but RedHat version not supported :-(
だそうな。インストールされるファイルを見てみると、
# rpm -ql lts_core /tmp/lts_core-2.07.tgz
ということなので /tmp/lts_core-2.07.tgz を展開してみると、展開したファイル中に install.sh というのがある。 こいつがインストールスクリプトで、この中で /etc/*-release を見てディストリビューションのバージョンを判別し、 適宜対応したスクリプトを起動している模様。Kondara は引っかからなかったってことね。 まあ Kondara2000 なら RH6.2 用で大丈夫だろ、と、
< DISTRO_VERSION=`awk '{ print $5 }' /etc/redhat-release` > DISTRO_VERSION=6.2
といい加減な対処をして install.sh を回すと、インストールできた模様。 続いて lts_kernel_eepro100 と lts_xsvga も rpm -i で入れる。これは問題なし。で、
# cd /tftpboot/lts/templates # ./ltsp_initialize
として、デーモンの各種設定。enter 連打、では進まないので注意(笑)。
ちゃんとメッセージを読んで、Yes なり Continue なり打たないとダメ。
# /etc 以下の設定ファイルを書き換えるので慎重に。
今回は IP アドレスの割り当てに DHCP を使うので(もともと aqua で動かしてたから)
/etc/dhcpd.conf.example を参考にして /etc/dhcpd.conf を編集。サーバをリブートして、サーバ側の設定は終了。
...
クライアントは HDD なしでフロッピーからブートするので、ブートフロッピーを作る。 http://rom-o-matic.net/ から eepro100 用のブートイメージファイル eb-4.6.12-eepro100.lzfdimg をダウンロードして、
$ cat eb-4.6.12-eepro100.lzfdimg > /dev/fd0
としてフロッピーに書き込む。準備完了。
さてさて。 sheep にブートフロッピーを差して、電源投入すると・・・ (「ネットワークとローカル、どっちからブートする?」と聞かれるので、当然ネットワークを選択。) ・・・ おお、XDM のログイン画面が! aqua のアカウントでログインも無事成功。一発で通って、ちょっと感動(^^)。
画面の解像度が 1024x768 (8bpp) だったり、キーボード設定が US101 だったりするけど、 これはサーバ側の /tftpboot/lts/ltsroot/etc/lts.conf を適宜編集すればどうにかなるだろう。多分。
しかしまあ、 Celeron 800 のクライアント (ほとんど X サーバしか動かない) から、 Celeron 466 のサーバ (アプリケーションは全部こっちで動く) にログインするのもなかなか変な感じではある。 会社から退役屑マシン貰ってきてクライアントにするかねえ < また機械増やすのか
参考URL :
日経Linux Q&A